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BSの魅力

ここ最近のテレビ番組のくだらなさに辟易しているのは私だけではないだろう。地上波で見るに値するものは、笑点とサザエさんくらいなものだが、その笑点も歌丸師匠が召されてからはいまいちパッとしない。木久ちゃんが回答を忘れるのはいつものことだが、最近は問題もよく忘れる。

そんな中で私が推薦したいのはBSだ。正直この世でBSほど過小評価されているものはないと思っている。まず何より番組が面白い。BSを普段見ない人でも、岩合光昭の世界ネコ歩きや、おぎやはぎの愛車遍歴など聞いたことはないだろうか?いずれもBSの良作である。

それ以外でも、吉田類の酒場放浪紀、小さな村の物語イタリア、ナイツのお笑い演芸館、キャッチ世界のトップニュース、ウチ断捨離しました、など多種多様なラインナップで一日中見ていても全く飽きない。そしてCMが少ない。地上波だと気が狂いそうなほど流れてくるCMも、BSだとせいぜい15分に一回くらいか。

注意点があるとすれば、9割方通販なので気づいたら洗脳されて買っている点である。夢グループのねっとりとしたCMは何だか嫌なのに気になって夜も眠れない。

1:30あたりの「安い!うれしい〜!」にやられる

更にBS NHK のドキュメンタリーは秀逸で、どれもDVDにしてほしいくらいだ。最近はコロナ関連が多く、急ピッチで武漢に建てられた雷神山医院を取り仕切る医師の話や、ブラジルのファベーラと呼ばれる貧民街の住民が直面したコロナ危機の実態など、昼間からナンプレをしているニートには衝撃的なものばかりだ。

このような番組を見ると、世界は本当に動いていて、出演者側も製作者側も己の使命を果たそうと必死なのが伝わる。私の使命は一体何なのだろうか。答えは出ない。ただ一つ確かなことは、これほど勉強させていただいているNHKには、いい加減受信料を払おう。そう心に決めながら、自然と今日も居留守を使うのであった。

趣味その④ ナンプレ(ホームベーカリーを狙っている)

追伸:文章が長くなり過ぎたため、一番のオススメ番組を紹介できずにいる。次回乞うご期待。

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ニートはつらいよ

しばらくブログを更新していなかったら、西荻の女帝からクレームが入った。「はよ、あげろ」と催促のLINE。

女帝はチーママ行きつけのスナックのママなのだが、とにかく敵に回すと怖いので、美人だ、とだけ言っておこう。(泣きぼくろもある)更新するにもネタがない、と返事をしたら「当たり前だろ、無職なんだからw」と軽くあしらわれた。

そういえば先週平日に映画を観に行った。近所の映画館で「男はつらいよ おかえり 寅さん」が上映していたのだ。寅さんシリーズは大好きで、毎週土曜のBS放送は欠かさず観ている。柴又の寅さん記念館で寅さんと一緒にプリクラも撮ったことがある。

いい席で観たかったので、早めにチケットを購入し時間を潰して、上映10分前に映画館に戻ったのだが、ロビーに入った瞬間「しまった!」と思った。入場を待っているお客さんが、全員シニアなのである。

こんなところでクラスターでも発生したら、まず間違いなくロクな調査もされずに私が感染源にされてしまう!慌ててマスクで顔を隠し、隅に移動した。

すると売店で一人の老人がパンフレットを購入していた。彼は意気揚々と売り子に話している。聞くと映画を観るために、はるばる九州からやってきたという。「今はもうどこの映画館でも上映してなくてね」と嬉しそうに言った。

第二波到来の東京に身の危険を冒してまでこの映画を観にくるとは、驚くべき寅さん愛である。私も金と時間を浪費している身だが、上には上がいるもんだと感心した。

つられて買ってしまったパンフレット

さて肝心な映画の内容だが、言うまでもなく素晴らしかったのでレビューは割愛させていただく。私が思うに寅さんの良いところは、必ずしも幸せではない人や傷ついている人にもちゃんとスポットライトを当てて、暖かく包み込んでくれるところだ。

そうした優しさを私のブログの読者たちは持てないものか。ファンなら大人しく更新を待てと言いたいところだが、とりあえず読んでいる人間はみんな身内で、身内は全員怖い人たちなので、今のは読まなかったことにしていただきたい。

そうこうしているうちに更新が遅いとチーママからもクレームが入った。

ニートとなり労働という足枷から解放されたはずなのに、こうしてまた何かに囚われ拘束される、人間の悲しき宿命を嘆いた。

それが渡世人のつれぇところか。

趣味の折り紙:お団子
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トルコ戦士

トルコリラ投資をする人々を世間ではトルコ戦士と呼ぶらしい。何を隠そう、私もその一人である。

2017年の夏であった。前年に親に勧められて購入した株が順調に利益を出していた私は、次の投資案件を探していた。とにかく資産を増やしたい、その一心で某証券会社の戸を叩いた。

対応してくれたのは、三木さんという美しい証券レディであった。「株の次は手堅い投資信託かな?」と相談した私に対して、彼女が提案したのはトルコリラ債券であった。見ると3年満期で驚異の金利9%の商品であった。

「トルコリラがこんなに下がっているのは未だかつてないんです」と泣きぼくろのある三木さんは言った。「逆張りすれば、今後上がる可能性は十分にあります」

それを聞いた瞬間、身体中の血が沸き立つのを感じた。これは一攫千金のチャンスかもしれない!と私は思った。しかも金利9%!利息だけでも相当の儲けになる。

上がる可能性があるということは、当然下がる可能性もあるのだが、当時の私にその発想はなかった。何より「逆張り」というプロっぽい用語に並々ならぬ魅力を感じた。

「戦え」と神の声が聞こえた気がした。こうして私は預金をかき集め100万円の一括投資をしたのであった。

イメージ画像:当時の気持ち

晴れてトルコ戦士になったのだが、待てど暮らせどトルコリラは上がらない。それどころか日に日に下がっていく。指を加えながらチャートを眺め続け一年。忘れもしない2018年の8月、トルコリラは急暴落する。購入時34円あったリラが、半分以下の16円になってしまったのだ。

慌てて三木さんに救済を求めようと電話をすると、彼女は不在であった。聞くと夏のバカンスでプーケットにいるらしい。

男は美人に弱いと聞くが、私も相当弱い。あの女にまんまと騙されたと思いながらも、思い出すのは彼女の美しい顔と泣きぼくろばかりだ。

回復の兆しも見えぬままトルコリラ債券は今年満期を迎える。私はこれを教訓とし、もう二度と危険な橋は渡らない。次は安全な豪ドルを買う予定だ。退職金も入った。

神よ、今こそ我に力を与えたまえ。

趣味のイラスト:2コマ漫画「玉砕」
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やる気待ち

ニートの第一の仕事は職探しだ。そう思いながらも、就活に身が入らず、職無し3ヶ月目に突入した。

会社を辞めてすぐの頃は、就活が進まないことに、「まずいな」と言うような後ろめたい気持ちが少なからずあった。今はそれが全くない。それと言うのも、親友のチーママに言われたある言葉があったからだ。

「やろうと思うから、やれなかった自分に対して厳しくなる。最初からやろうとしないことだ」

それを聞いた私は「なるほど」と思い、無理に就活をしようとせず、自然と就活をする気持ちが湧き上がるのを待つことにした。周りも「しばらく休みなよ」と優しい言葉をかけてくれる。こうして私は穏やかなニート生活を送ることができているのだが、2ヶ月経とうとも一向にやる気は出ない。それどころか「働きなくない」という気持ちは日に日に強くなるばかりだ。

イメージ画像:働くって何だっけ?

先日弟と飲みに行った帰り、不安そうに聞かれた。
「姉ちゃん、これから先どうするの?」
救いようのなさそうな姉の身を案じているのだろう。
「今はまあ、やる気待ちかな…」と遠い目で答えた。弟は幾ばくか驚いた様子で「姉ちゃん、かっこいいね」と言った。

それが本心だったのか皮肉だったのか、酔っていたため真意は汲み取れなかった。そんな弟にも最近彼女ができた。聞くと相手は医者の卵らしい。私からすると、そんな有望な出世株を射止めた弟の方がよっぽどかっこいいのだが、姉の威信にかけてそんなことは口が裂けても言えない。

翌朝スマホゲームをする為に携帯を見ると、大好きな自己啓発の先生のメルマガが配信されていた。まるで私の様子を観察して書かれたような衝撃的な内容であった。

「楽」に成長はありません
あるのは、ひと時の快楽と陶酔と
あとは延長に
堕落があるだけ

読んだ瞬間背筋が凍った。が、すぐに見なかったことにして、スマホゲームに取り掛かった。2次元にはやることがたくさんあるのだ。こうしてまた日が暮れてゆく。なんだか今日は胸にポカンと空虚なしこりが出来たようだ。

こんな日はそうだ、酒を飲もう。

趣味のイラスト:迷路